派遣社員の年収を職種別、地域別、年代別に解説!年収を上げる方法も紹介!

「派遣社員として働くことに興味があるけれど、年収がどのくらいなのか分からず不安だ」という方も多いのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、派遣社員の年収は350万円前後とされています。
しかし、就業する地域や職種によって大きな差異が生じます。

今回は、派遣社員の地域別・職種別の年収や、派遣社員が年収をアップさせるコツなどを解説します!

読む時間の無い方へ
年収は求人内容や派遣会社の交渉力によっても大きく異なります。
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派遣社員の平均年収

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冒頭で派遣社員の年収は350万円前後だとお伝えしました。ここでは、さらに詳しく派遣社員の平均年収を見ていきましょう。

派遣社員の平均年収を知る際には、厚生労働省が発表している『労働者派遣事業報告書』の集計結果が活用できます。
この報告書の数字をもとに、派遣社員の平均年収を算出することができます。

平成30年度の一般派遣労働者の1日あたり(8時間)の平均賃金は14,888円、年間労働日数は240日です。

ここから年収を計算すると、357.3万円になります。
月収で考えると29.7万円、時給は1,861円となります。

平成29年度の派遣社員の平均年収は以下の数字となっています。

平成29年度の平均年収

一般派遣労働者:331.9万円
特定派遣労働者:390.4万円

参考:労働者派遣事業報告書

「一般派遣」と「特定派遣」の違いとは?

上記で登場したように、派遣には「一般派遣」「特定派遣」の2種類があります。

「特定派遣」とは、正社員として派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の企業で就業する形を指します。
主に専門性が必要とされる職種で採用されてきましたが、平成27年度の労働者派遣法改正で廃止が決定し、その後猶予期間を経て平成30年9月29日に完全撤廃されました。

特定派遣では、

  • 派遣期間が無期限であること
  • 仕事の有無に給料が左右されないこと
  • ボーナスや交通費の支給を受けられる場合があること

などが、一般派遣と異なる点としてありました。

それに対して「一般派遣」は、派遣社員として派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業での就業期間中のみ給料が発生します。
「登録型派遣」とも呼ばれ、時給制を採用していることが多いです。

職種別の平均年収

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では、派遣社員の職種別平均年収を見ていきましょう。

職種1人1日(8時間)当たりの平均額時給(1人1日(8h)当たりの平均額/8)月収年収
一般事務従事者10,627円1,328円223,167円2,678,004円
会計事務従事者11,355円1,419円238,455円2,861,460円
営業・販売事務従事者11,286円1,410円237,006円2,844,072円
商品販売従事者9,923円1,240円208,383円2,500,596円
接客・給仕職業従事者9,323円1,165円195,783円2,349,396円
製品製造・加工処理従事者10,075円1,259円211,575円2,538,900円
情報処理・通信技術者18,930円2,366円397,530円4,770,360円
医師、歯科医師、獣医師、薬剤師23,919円2,989円502,299円6,027,588円
保健師、助産師、看護師14,397円1,799円302,337円3,628,044円
介護サービス・職業従事者9,592円1,199円201,432円2,417,184円
参考:「労働者派遣事業報告書」

派遣社員の平均年収は、職種によって異なります。
エンジニア、医師、看護師といった専門スキルを必要とされる職種では、収入が多くなる傾向があります。

一方、一般事務、介護職では収入が低くなりやすいです。

地域別の平均年収

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派遣社員の地域別平均年収もチェックしましょう。

地域時給月収年収
北海道2,542円427,056円5,124,672円
宮城2,740円460,467円5,525,604円
東京3,508円589,344円7,072,128円
愛知2,728円458,388円5,500,656円
大阪2,956円496,608円5,959,296円
静岡2,429円408,093円4,897,116円
石川2,428円407,967円4,895,604円
広島2,717円456,582円5,478,984円
香川2,416円405,909円4,870,908円
福岡2,642円443,877円5,326,524円
沖縄2,200円369,642円4,435,704円
参考:「平成30年度労働者派遣事業報告書の集計結果(労働者派遣事業・都道府県別)」

派遣社員の平均年収は、都市部で高くなります。一方、都市から離れた地方では年収が下がりやすいです。

年代別の正社員との平均年収の差異

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正社員と派遣社員では、平均年収の違いが大きくなります。

年代別にそれぞれの働き方での平均年収を見ていきましょう。

年代正社員の平均年収派遣社員の平均年収(時給1,600円の平均年収)派遣社員(時給1,900円の平均年収)
~192,300,900円3,379,200円4,012,800円
20~242,990,500円3,379,200円4,012,800円
25~293,697,000円3,379,200円4,012,800円
30~344,305,100円3,379,200円4,012,800円
35~394,798,600円3,379,200円4,012,800円
40~445,275,700円3,379,200円4,012,800円
45~495,811,300円3,379,200円4,012,800円
50~546,260,400円3,379,200円4,012,800円
55~596,211,700円3,379,200円4,012,800円
60~644,598,600円3,379,200円4,012,800円
65~693,866,100円3,379,200円4,012,800円
参考:「平成30年賃金構造基本統計調査」

派遣社員の年収は、年代によって変化することはありません。
一方、正社員は年代が上がるにつれて年収が上がっていきます。

正社員には役職があり、年代が上がると課長や部長、役員など、役職に就く人が増えていきます。
派遣社員には役職がないこと、昇給・ボーナス制度もないことから、年代が上がっていくごとに正社員との平均年収に差異が生じてくるのです。

とは言え、派遣社員には派遣社員としてのメリットがあります。
「平均年収が高いから」という理由だけで正社員を選ぶのではなく、自分の求める働き方ができる雇用形態を選ぶことが重要です。

派遣社員として働くメリット

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では、派遣社員として働くにあたって得られるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、派遣社員のメリットを4つご紹介します。

ライフスタイルにあわせて働き方を選べる

派遣社員は、自分のライフスタイルにあう働き方が選択しやすいです。
職種や勤務時間、勤務地、仕事内容など、勤務に伴うあらゆる条件を自分で設定した上で、仕事探しができます。就業できない期間を予め指定することも可能です。

特に、勤務時間や勤務日数に関しては雇用契約によって取り決められているため、残業や休日出勤など突発的な対応を求められることは少なく済みます。

プライベートを自由に過ごしたい方や、子育て・介護などで時間に制約がある方でも、働きやすい環境を実現できます。

派遣会社のサポートが受けられる

正社員や契約社員として働く場合、何か問題が発生したり、業務で支障を感じることがあったりした際、自ら直接上司に話をする必要があります。
しかし、派遣社員として働くと、派遣先企業との間に派遣会社の担当者が入ってくれるため、トラブルなどが発生した際でも安心です。

また、派遣会社と長期的なキャリアを見据えた相談を行うこともできます。
伴走してくれる担当者がいることで、問題や不安を一人で抱えることなく安心して仕事に集中できるでしょう。

未経験でも希望の職種に就きやすい

派遣社員として働く場合、未経験の職種でも採用されやすい傾向があります。

「憧れている職種があるけれど、未経験だから応募できない…」
「今までの職種から離れて、新しい仕事で自分を磨きたい…」

など、未経験業界・職種への転職を考えている方は、派遣社員としてスタートする道を選ぶのも良いでしょう。
派遣会社との相談を通して、自分が希望する働き方が見つけられます。

残業が少ない

派遣社員は勤務時間について雇用契約で定められているため、過剰な残業を求められることはありません。
残業が発生したとしても、何日にも渡って長時間拘束されるような状況にはなりません。

残業が少ないと、プライベートでのスケジュールが立てやすく、平日でも自分の予定を充実させることができます。
仕事だけでなくプライベートの充実も大切にしたい方にとって、大きなメリットとなるでしょう。

派遣社員として年収を上げるには

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派遣社員として働きながら年収を上げるためには、どのような行動ができるのでしょうか。

派遣社員はボーナスや昇給制度が見込めないため、ここで紹介する4つの方法を実践し年収アップを目指しましょう。

更新のタイミングで派遣会社に交渉する

派遣社員として同じ派遣先での就業期間が長くなってきたら、更新のタイミングで派遣会社に時給アップのお願いをしましょう。

短期間での昇給は見込みづらい派遣社員ですが、1年以上安定して働くことができている場合、派遣先の企業も交渉に応じてくれる可能性が高まります。

勤務を続けていくうちに出来る業務の幅が広がったこと、任される仕事量が増えたこと、同じ時間でこなせる業務量が周囲より多いことなど、自分の実績を伝えるのも良いでしょう。

資格を取得する

専門性の高いスキルを持っていると、派遣社員の中でも年収が高い職種に就けるようになります。
派遣社員で年収アップさせるためには、業務で活かせる資格を取得し、専門的な職種での就業を目指すこともおすすめです。

派遣社員のメリットである残業が少ない点、スケジュールの調整が行いやすい点を活かし、自分のスキルアップに時間を使いましょう。

同じ職種で時給が高い派遣先に変えてもらう

同じ職種の仕事であっても、派遣先の企業によって時給は異なります。
「今の派遣先は時給が安くて困る」など不満を感じている場合は、派遣会社に相談し他の派遣先を探すことも可能です。

ただし、時給が高い派遣先では、その分高いスキルが求められます。条件を上げたいがためにスキル面での無理が発生しないよう、派遣会社とよく相談が必要です。

派遣会社には、契約更新時や契約満了のタイミングで他の派遣先を探してもらいたいと伝えるのが良いでしょう。

残業が多い会社を選ぶ

派遣社員は残業が少ないことがメリットの一つとして挙げられますが、年収アップのためにあえて残業が多い会社を選ぶことも手段の一つです。

派遣社員として残業する場合、サービス残業を求められることは基本的にないため、残業代での年収アップが可能となります。

「あといくら稼ぎたいのか」を考えた上で、自分の時給でその金額を稼ぐための残業時間を割り出し、積極的に残業をしましょう。

まとめ

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派遣社員の年収は、職種・地域ごとに差異が生じます。
また、ボーナスや昇給が見込めない派遣社員は、正社員のように年代が上がっていくことによる年収アップは望めません。

とは言え、派遣社員には正社員と違ったメリットがあります。特にライフスタイルに合わせて働き方が選択できる点や、プライベートを充実させられる点は嬉しいポイントです。

派遣社員として年収を上げたい際には、

  • スキルを磨いて時給アップの交渉をする
  • 更新・契約満了のタイミングで派遣会社に相談する
  • 残業が多い派遣先を選ぶ

などの方法を実践してみましょう。

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